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ストレスが原因であることが多い疾患

看護職は長時間労働や不規則になりやすく、プレッシャーも大きくかかる仕事です。そのため、心身にさまざまな症状が発生する可能性があります。こうした症状は体から出ている危険サインで、疾患により治りにくい難治性の場合もあるのが実態です。こうした疲労によって引き起こされるなかでも、特に知っておきたい疾患として慢性疲労症候群が挙げられます。

身体の疲労は睡眠時間はゆっくり眠り、休日にリフレッシュすれば解消できるでしょう。しかし、寝ても覚めても全く疲れが取れない場合には、この慢性疲労症候群の可能性があります。慢性疲労症候群の症状はその名の通り休んでも体力が回復せず、歩くことも嫌になる疲労感やだるさを感じるのが特徴です。この疾患の原因はストレスだと考えられています。ストレスによって自律神経のバランスが崩れ、睡眠中や休憩中もリラックスできなくなるのです。また、うつ病の症状としてもよく現れるため、このような背景を考慮することが大切となってきます。

慢性疲労症候群の症状の決定的な治療法は、まだ確立されていないのが現状です。まずはしっかりと体力を回復するために休養をとりましょう。場合によっては、休職を強いられる可能性もあるかもしれません。そして、前述の通りストレスが原因の場合が多いことから、ストレス対策をとる必要もあるでしょう。看護師だからと我慢せず、心療内科を利用してカウンセリングを受けることが重要です。自分のストレスの要因となるものをしっかりと把握して、対処方法を考える認知行動療法が有効と言えるでしょう。